今日、図書館の新刊コーナーでなんだか目立つオレンジの表紙の本を発見しました。
その名も…。
「自動車の百科事典」
本当に百科事典でした。w
メーカーの歴史、変遷から車のパーツの製造方法、エンジンの仕組みなど、工業的な専門レベルの話までびっちりと。
それでエンジンの章を読んでいたのですが、そこにはなんと。
マツダが世界に先駆け、ユーノス800に搭載した"ミラーサイクルエンジン"が載っていまして、仕組みの解説のところではユーノス800のエンジン動作を例に挙げて書かれていました。
このユーノス800というのは、私の大切なミレーニアの先代となった車。マツダの失敗した―しかしながら、マニアが多く功績は多い―ブランドである、ユーノスのフラグシップセダンでした。
そしてユーノス800に搭載されたミラーサイクルエンジンは正式型名を"KJ-ZEM"、排気量は2.3L(2.255L)、馬力は220馬力に達し、その軽快さは当時非常に評価されました。
何よりこのユーノス800は、ミラーサイクルエンジンを搭載しただけでなく、4WSを採用したり、ヘッドライトのカバーはガラス製だったり、とにかく豪華。それ故にコストも嵩んで、結局ユーノスブランドはなくなってしまったわけですが…。
ユーノス800のスピリットというのは、その後のミレーニアに確実に受け継がれている気がします。
2003年まで、K型エンジンを搭載した車を販売継続させたのはミレーニア故に、ですし。
その功績は大きかったはずです。絶対。
いやぁ、うれしいなぁw