今年のゴールデンウィークは、仕事の予定が読めず…。宿の予約やら計画も立てていなかったので、思いつきで遠出することに(_ _)
思いつき、とか言いつつ。
―目指したのは、宮城県南三陸町。
出発は5/5 0430時。
まだ人の居ない街中を抜けて、東関道へ。
東関道から圏央道を抜け、常磐道の友部SAにてトイレ休憩+ガソリン給油。
以前、猪苗代湖・磐梯山旅行へ行った時は湯ノ岳PAの先、いわきJCTにて磐越道に入ってしまったので、初の帰宅困難区域を抜けるルート突入前に道路情報をチェック。
大抵の田舎の高速道路を走ると、この時期ならば田植やら畑仕事をする人々を横目に走り抜けるわけですが、やはり人がいる様子はなく。
けれどもその手前、抜けた後はまた人が居て、道路脇の線量計も含めて、ちょっと不思議な感覚を感じつつ…。
気づけば、南相馬市に到達。
南相馬鹿島SAにて休憩!
昼はレストランもやっているらしいけど、時間はまだ8時半すぎ。
出店にて朝ごはんにたこ焼きを(笑)
6個入り500円!
食べ終わって、窓についた虫の亡骸を落として(笑)、再出発。
常磐道の先、仙台東部道路⇒三陸道と走り、9時半頃には南三陸町へ到達。
ネットニュースかテレビで見た、「南三陸さんさん商店街」へ行ってみようと思って、案内所(南三陸ポータルセンター)に立ち寄り。
被災の様子のパネル展示も見学しつつ、お土産も買って、お店の方に道を聞き…w
10時頃には車を停められました。
これだけ車が停まってるだけあって、もはや大賑わいw
キラキラ丼(ウニ丼)を食べようかと企んでましたが、こちとら日帰り、独り身。
並んでる時間が惜しい。
というわけで、別の手段で腹ごしらえ。
(いや、さっきたこ焼き食べたばっかだけどw)
海鮮丼を食べ。
仙台牛入りメンチカツを食べ。
とりあえず満足(_ _)
食後は、見晴らし台へ。
見晴らし台からは、辺りを一望することができ、復興が続く様子を見ることができました。
防波堤の建設の様子だったり。
元々の町の高さに掛かった橋と盛り土の高さの差を垣間見れたり。
被災前後のパネル展示があり、かなり造成が進んだ今と当時の様子を比較できたり。
この看板もいつかは移設されるんでしょうけど、港と町の間の明示的な防波堤の表現さえも、復興への強い意思を感じさせられました。
ない知識を色々引っ張り出して考え事をしてから、さんさん商店街の方を見てみると…(笑)
駐車場の入場列がすごいことにw
帰りは女川町を経由して下道で…と思っていたので、混む前に帰るぞ~と、さんさん商店街を後にします。
女川町までは、標識だけを頼りに向かってみることに。
国道398号線を走ります。
出発から20分と経たずに、つい停めてしまいましたw
海が綺麗で透き通っていて。けど人は少なくて、これまた複雑な気持ち。
しばらく止まらず、車通りの少ない道をひた走ります。
そしてまた車を停めてみると、案内板と慰霊碑が。
海が見渡せる少し高くなった場所に、多くの方の名前が刻まれていました。
特段、身内や知人にこの辺りに住んでいた人はいないのですが、立ち寄ってしまった以上は黙祷を。
その後も、工事が進む様子なんかを横目に、ひたすら走り。
蕎麦屋さんを見つけてしまい、立ち寄り(笑)
お店の前には、店の主が。
おとなしい子で、とりあえず店に上がらせてもらえました(笑)
二食そばを注文したものの、更科そばが前の人で売り切れ~とのことで、藪そばを。
蕎麦の香りがしっかりして、食べごたえのある美味しいお蕎麦でした。
寄り道しつつ、女川町へ到達。
しばらく進むと、女川港が。
工事中の港湾施設横に、これまた新設の道の駅のような施設があり、大賑わい。
元々のゴールデンウィークの様相はどんなだったんだろうとか、色々思いつつ、車を進めます。
寂れたガソリンスタンドがあるな~と思ったら、その反対側は…。
タイトル画像にも使った、大石原浜から臨む五部浦湾。
あまりにも碧く、穏やかで、その綺麗さからはあの惨禍を引き起こしたとは到底思えず。
自然の美しさとその裏腹の怖さを考えさせられる景色でした。
―いや、シンプルに景色に感動したんですけどね…。
その後は、災害を乗り切れた発電所を通り過ぎ。
津波の爪痕だったり、これまた建設が進む防波堤を見つつ、仙台方面へと向かいました。
日が暮れ始める頃には仙台入り。
回転寿司の元祖?らしい、平禄寿司にてご飯を食べて。
国道4号経由で帰路へ。
福島市の手前、国見町の道の駅で〆のたこ焼き。
満たされた~と思ったけど、やはり国道で帰るのは厳しい。
と誘惑に負けて、国見ICから東北道へ。
5/5 2200時ごろにやっと栃木。
圏央道に入った頃には日付を超えて5/6 0100時過ぎ(笑)
そして最終的に帰宅したのは、5/6 0330過ぎ( ゚д゚)
…ギリギリ日帰りの範疇(24時間以内)に収まりました。
で、走行距離は…?
出発前、103,500km程度。
今日の昼頃、車を洗った後確認したところ…。
104,500km程度と、実に1,000km走ったらしい(笑)
流石に1日で1,000km超、下道のワインディングとかもこなしつつ走ると厳しい…(_ _)
被災地の様子は、写真や映像でしか見たこと無かったですし、近場で被災した旭や銚子、大洗でさえ、割と復興が進んだ状態しか見て居らずだったのですが、今回こうやって宮城県沿岸部の様子を目に焼き付けられて、良い経験になりました。
もっぱら、自分にできることは忘れないことだったり、このように撮った写真、感じたことを記したり、買ってきたお土産に舌鼓を打つくらいしか無い気もしますが…、またゆっくり、東北方面へは足を運びたく思います。